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校長挨拶
「本物」に触れ、豊かな心を育てる教育。
学祖跡見花蹊の教育方針の継承 “自律し自立する女性の育成をめざす” 目と手と心を働かせて 思う人から考える人へ 学校長
山﨑 一穎
学校長 山﨑 一穎 写真
Yamazaki Kazuhide

跡見学園は、学祖跡見花蹊によって明治8年(1875年)に開学された東京で一番古い女子教育の学校です。幕末黒船が突如日本へやって来て開国を迫り、やがて明治維新という近代の夜明けを迎えることになりました。

この激動期はまさに国際化、情報化の現代と近似しています。跡見花蹊はこの変革期を日本の女性はどう生きるべきかを考え、教育の現場に身を投じました。

花蹊の教育は、諸芸術による情操の豊かさをめざし、幅広い教養を修得した女性を育てることに眼目がありました。今日の言葉で言えば、[目]で鑑賞し、[手]で創り出し、[心]で考えるということです。この精神は今日でも跡見の教育の中で実践されています。

跡見学園は中高一貫教育です。まず跡見の教育方針の人格形成をめざす全人教育について述べます。中学生は主として自律することに重点を置きます。自律とは基本的生活習慣を身に付け、世の中の社会常識を修得することです。高校生は主として自立をめざします。自立とは自ら考え、判断し、行動する人を言います。そして多彩な宿泊を伴う校外学習を通して、<私>から<私たち>へ成長していくプログラムが組み込まれています。

次に学習について述べます。中学、高校という中等教育は基礎教育です。高等教育の学修、学問と違って、学習であり勉強です。嫌でも強いて勉めるのが勉強であり、学習とは学んで習うことですから、繰り返し繰り返し学んだことを復習し身に付けることにあります。学ぶことの意味は、心を強くするためです。心は頭です。中高一貫教育の良さは、学習内容の重複を避け、時間の調節ができる所にあります。跡見では中学時代の思うところから、高校時代の考えることをめざして教育活動をしています。

ゆるやかな競争があって、人間は進歩します。同時にみんな違ってみんないい教育をめざしています。伝統に新しい息吹が入って活性化します。教室で笑顔でお会いできる日を楽しみにしています。

 
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